少女終末旅行
どーも寝坊主でーす。皆さんこんばんは。
前回の最後、風呂入ってからまた書くよーって言ってたんですけど、眠くて寝ちゃいましたごめんなさい。
誰だいま公約を破るスペシャリストとか言ったやつは。
去年1年は、とにかくいろんなものに出会ったりした1年で、既存の価値観をぶっ壊されたりっていうことが多々あったんですけれども。
中でも強烈な出会いだったのが「アニメ」。
今までオタク文化としてしか見てなかったアニメが、こんなにも面白いんだってことを初めて知りました。知れて良かった。
その観た中でも特に好きだったのが「少女終末旅行」。
これめちゃくちゃ面白かったのよ。
好きすぎて原作&アンソロジー&OP&ED&サントラを買っちゃいました(てへっ)
ラッパーがアニメのOP買ってええんかよ……と自分で自分にドン引きしつつ、そんないけないことをしてしまったという背徳的な快感に酔いしれております(およよよよ)
いまの相当気持ち悪かったな。
この作品との出会いもかなり偶然で、「宝石の国」を録画しようと思って番組表を見たらたまたま近くにあって、そのとき機嫌が良かったので「これも録っちゃうかぁ!」的なノリで録ったんですよ。そしたら大当たりだったという。
内容はですね、世界が滅亡した後、生き残った少女2人が、愛車のケッテンクラートで階層都市を旅するという。非常にシンプル。
何が良いかといいますと。
とにかく主人公2人の女の子が可愛いですよね。チト(黒髪)とユーリ(金髪)っていうんですけど。まんじゅうみたいな顔してんな。
この顔が風呂入ったときとか、スープ飲んだときとかにふわぁーとなるわけですよ。
こんな感じで。これがいいんだよなー笑
で、この2人のやり取りがまたツボなんですよ。基本的にユーリがボケて、チトが突っ込むっていう感じなんですけど、ほんとに世界終わってんのかっつーくらい淡々としていてシュール。2人だけっていうのもありますけど。
僕はドタバタ劇みたいのも好きなんですけど、基本的に好きなのはこういう2人きりのシンプルな構図の会話だったりして。そこらへんもドツボなんです。
基本は楽観ムードで物語が進んでくんですけど、ふっと重いテーマを入れてきたりして。考えさせられたりして。2人のシュールな会話に埋もれてますけど、基本的にこの2人の生活は食糧探しで、いつ死ぬかわからないような感じなんですよ。それが物語をぐっと深くしてますよね。
で、音楽がいい。
淡々としつつも、ちょっと切なく、ときに楽しいような彼女たちの生活を、見事に表現してます。
調べたところ、音楽担当してるのは実は「逃げ恥」も手掛けた末廣健一郎なんですよね。なるほど。「逃げ恥」観てましたけど、サントラが良かったような記憶がある。
で、最後に。OPとEDがいい。
もう思いっきり「これぞアニソン」って感じの曲なんですけど、どっちも。なんかヒップホップとかオルタナティブとかばっか聴いてると、
こういうのが染みるんですよね笑 ああ可愛いなぁと。癒されるわーと。
OPのサビの部分で2人が変なダンスを踊るんですけど、それがもう個人的にもう……。好きすぎるんだわ。もうやめてくれ。
こんな感じで。なんだこれ笑
……とまあこんな感じなんですけれども。
ネット上で連載してた原作は42話で幕を閉じたらしいです。現在5巻まで出てて、アニメ版は4巻までしか映像化してないので早く読みたいんだけど……え、3月発売の6巻の限定版ですか、予約したに決まってるじゃないですか(¥1500)。
2期制作頼むぞー。めちゃくちゃ投資したんだからなー泣 BDはさすがに高額すぎて買えませんでしたが。
……というアレなんで、皆さん良かったらレンタルとかで観てみてください。間違いなく日々の癒しになると思います。
寝坊主からは以上……と言いたいとこだが、ここで告知しときます。
近々新曲出します。youtube等でトラックメイクしてる同い年の我道studioっていうトラックメイカーとのコラボ作品。めちゃくちゃカッコイイビート頂いたんで、どうなるんか自分でも楽しみです。乞うご期待。
そしてですね。年度が変わるまでに、2ndデモを作ろうと思います。前回はごちゃっとした感じになっちゃったんで、今回はもうちょいスマートに。アルバムとしてまとまった感じを目指したいと思います。こちらも乞うご期待。
ってことで寝坊主からは以上! みんな良い夢見ろよ!
最近よく聴くやつ
暇なんで、最近よく聴くjapaneseのrap曲をのっける。
・Jinmenusagi - 夜 Feat.MadMali
最近jinmenusagi(人面兎)を知って、いまドはまりしてるんだけども。借りてきたベストん中でもひと際好きな曲。こいつはやばい。浮遊感のある退廃的なトラックとラップがツボ。廃墟とかで聴きたい。怖くて行けないけど。
・Jinmenusagi - Game Over
これもジメサギ。バースの入りのトコの乗り方が神がかってるなー。ビートも良い意味でSweet Williamっぽくない感じでカッコよい。
・Sweet William - Sky Lady Feat.Jimenusagi,Itto & kiki vivi lily
これ好きすぎる。好きすぎて歌詞文字起こしした。金払って買いてー。オシャレすぎて嫌になるような曲。ジメサギの歌がまた声がいいんだわ。
・唾奇 x Sweet William - 街から街
唾奇ラップうめえ。会場の盛り上げ方もうめえ。マイクの持ち方がかっこええ。そしてリリックがまたええ。りんご音楽祭行ってみたいなぁ。
・MuKuRo - 骸
沖縄のMuKuRoの曲。怪しげな雰囲気なのにしっかりオシャレっていう。歌ってるし。
・Disry - 熱源 Feat.MuKuro & 蛇
地元・愛媛のラッパーDisryの曲。さっきのMuKuRoも客演でラップしてる。こういう90年代の面影を残しながらも新しいラップが好きだな。Disryの声はヤバイ。もっと広まってもいいような気がする。
ジメサギと沖縄のラッパーメインになってしまったんだけども……。はっきり言ってJimenusagiとかは今までずっと食わず嫌いで通してきたのに聴いてみたらクソ良かったし、やっぱ人間食わず嫌いはあかんなーと思う今日この頃。
いろいろ欲しいものも出来たし、今年は頑張ろう。
風呂入ったらまた少女終末旅行について書こう。
13きょくめ「日々」
「日々」です。なにから話せばいいんだろ。
今回もワタルさんにプロデュースしていただきました。ありがとうございます。
去年の7月くらいに「地獄」と「destruction shit」とこのビートが送られてきまして。その3本の中で、一番悩みに悩み抜いて書いた曲です。計8回くらいかな。
聴いていただいた方はもうわかってると思いますが、卒業ソングです。まさか僕も自分が卒業ソング作るとは思ってなかった。
最初に書いたときは今の原型などどこにもなく、全然違う歌詞でした。その歌詞も気に入ってたりするのでいつか出したいっすね。
今まで僕はアブストラクトつーかぼんやりしたものを描いてきたので、こんなに素直に日常を描写するってのが難しいとは思わなんだ。人名も思いっきり出しとるしな笑 ごめんね皆。
友達に向けて書いた曲です。
「日常」って曲があるんですけど、その曲と正反対みたいな曲ですね。聴き比べてみては。
「日常」の中に「デブとノッポとメガネとあとゴリラ+チビ」っていうラインがあるんすけど、その中の「デブ」が稲井、「ノッポ」が翔貴、「メガネ」が宇都宮、「ゴリラ」が藤髙、「チビ」が俺です。末永は「日常」には入ってないです。
やっぱ思ったのが、どんなものでも終わってしまうのは寂しいってことですね。
写真は、母校の給食センター。老朽化で今年取り壊しになり、今はもうないんですけど。
アップした直後に翔貴から電話がかかってきました。「ありがとう」みたいなことを言ってた。こちらこそありがとう。
きのこ帝国
最近きのこ帝国がキテる。自分の中で。
何がいいって、楽器隊の重厚な音、vo佐藤の今にも壊れそうな儚い声。そしてメロディーが群を抜いて良い。シンプルだからずっと飽きないで聴ける。大掃除中はずっと「eureka」と「フェイクワールドワンダーランド」をリピしてました。
きのこ帝国って「東京」が有名じゃないですか。
これ。この曲があんまり好きじゃなくて、ずっと聴いてなかったんですよ。
でもこれと同じアルバムに入ってる「クロノスタシス」って曲がすんなり耳に入ってきて、すっごい聴きやすくて、すっごい良かった。んですよ。
で、ツタヤ行ったんですけど『渦になる』しか無かったので、それ借りて、インディーズのアルバムを2枚買いました。もちろん最高。
個人的に好きなのは、
きのこ帝国 (Kinoko teikoku) - WHIRLPOOL
きのこ帝国 (Kinoko Teikoku) - 国道スロープ (Highway Slope) [ENG SUB + ROM + KAN]
実はまだインディーズ盤しか聴いてなくてですね……。
メジャーになってポップになったって散々言われてるので、怖くて聴けてないんですよねー。インディー時代が好きすぎて。
皆さんも聴いてみてください、きのこ帝国。良いんで。
寝坊主アワード2017
はい、皆さん明けましたねーおめでとうございます。
2018年到来! ということで。
去年に引き続き「寝坊主アワード2017」を開催いたします。。。
つっても、去年気に入ったものを紹介してくだけなんですけど。
あくまで「去年観聴きしたもの」なんで、「去年発売されたもの」の中から選抜したわけじゃないです(現行のシーンまで追いかけてる暇がないんだよぉ)。
邦楽ロック部門
1位 『図鑑』くるり
2位 『HELL-SEE』Syrup16g
3位 『SCHOOL GIRL BYE BYE』NUMBER GIRL
4位 『Copy』Syrup16g
5位 『マジックディスク』ASIAN KUNG-FU GENERATION
次点
・『THE WORLD IS MINE』くるり
・『フェイクワールドワンダーランド』きのこ帝国
今年一番聴いたジャンルが邦楽ロック。たぶん。すごい聴いた。それでも偏ってしまう。まあ幅広く聴く、というより好きなアーティストを掘り進めるタイプの聴き方なんで、しょうがないんでしょう。曲単体だとART-SCHOOL「シャーロット」、LOST IN TIME「列車」、odol「生活」、eastern youth「雨曝しなら濡れるがいいさ」とかもかなり聴きました。はい、次行こう。
邦楽ラップ部門
1位 『奇妙頂来相模富士』BRON-K
2位 『David』PSG
4位 『生活日和』ZORN
5位 『50』5lack x Olive Oil
次点
・『MODERN TIMES』PUNPEE
・『この島の上で』S.L.A.C.K.
今年の下半期は全然ラップ聴かなかったので怪しいんですけど、こんな感じ。SLACKにドはまりしてた時期があったので、全体的にPSG関連が多いかな。BRON-K「何ひとつうしなわず」とS.L.A.C.K.「In The Day」は今まで聴いてきた全部ひっくるめた中でもぶっちぎりで好きな曲。あとはPUNPEE「eclipse's (Change Clothes)」とか漢&O2 feat.志人の「ALERGY」とかはめっちゃ聴いた。アルジーって何なんだ……? はい、次。
洋楽部門
2位 『The Downward Spiral』ナイン・インチ・ネイルズ
3位 『The Melody at Night, With You』キース・ジャレット
4位 『OK Computer』レディオヘッド
5位 『Silent Alarm』ブロック・パーティー
洋楽、聴いてると疲れるんだよね笑 だから全然聴かないんですけど、無理して選んだ結果がこちら。ウィーザーの「Buddy Holly」は歌詞覚えるくらい聴きましたね。ナイン・インチ・ネイルズは「Closer」がめっちゃ好き。「洋楽」部門だからキース・ジャレットがぶっ込まれたりしてんだけど笑、親父が聴いてて好きだったので。今年は海外ラップ全然聴かなかったので入ってません。
漫画部門
2位 『ロッタレイン』松本剛
5位 『あしたは土曜日』山本崇一朗
次点
『波よ聞いてくれ』はぶっちぎりの面白さでした。親父のだけど。『ロッタレイン』はハマッたねぇ~。切ないんです。「パトレイバー」とか「コーヒーもう一杯」とか、前読んでて今年読み返したやつも入れたかったんですけど、泣く泣くカット。オタクのみんな、『トクサツガガガ』読もう!
はい、以上。映画部門もやりたかったけど、今年何観たか忘れたので来年に持ち越し。
去年は凄い年でしたねー……。
初舞台踏んだり、ウェッサイカルテットのステージに飛び入り参加したり、デモ作ったり、初めて人と曲作ったり、チャンネル登録者が70人になったり……。
去年のツイート見たら「登録者20人いきました!」って喜んでるからね。凄い伸び率ですよこれは。
来年の今日に「登録者70人で喜んでるよ」ってバカにできるように頑張ろう。
今年は2017年よりヤヴァイ曲をガンガン出していきますので、どうかよろしくお願いします。デモも作ろ。いえい。
寝坊主 元旦
ラーメンズ「TEXT」
金曜日の夜明け前、皆さんいかがお過ごしでしょうか寝坊主です。
こちらは冬休みに入りました。新曲のほうもなんとか上げられそうな雰囲気は出てきました。いえい。
年末年始ヒマなんで、DVDを大量に借りてきて観てるんですが、そのうちのひとつラーメンズ第16回公演「TEXT」が素晴らしかったので伝えたい。
最近コント界最恐と言われているラーメンズの「採集」を見まして、そこからラーメンズのコントにはまったんですけど、公演を観るのは初めてでした。
「TEXT」という名前通り、「言葉」をテーマにした公演らしいです。
50音ポスターの各単語の考案に悩むバイトと社員、まったく関係ない2つの状況下なのに何故か成立する会話、透明人間がいるか否かの証明、いろいろな条例によって会話が規制された国。
コバケンの、国語教師もびっくりの脚本によって作り込まれた世界観。
かと思いきや、いきなり片桐が15分間、ただ馬に向かって喋るだけというバカコントもぶっこんでくる。
そして、それらすべての伏線を綺麗に回収しながら淡々と終焉を迎えるラストの「銀河鉄道の夜のような夜」。切ねぇ。
もう並の芸人ではたどり着けない領域ですわ。ほんとに。
それにしても小林は、どうやったらあんな脚本が書けるんだ? 天才なんでしょうか?
顔もかっこいいしさぁ、足も長ぇしさぁ、もてるんだろうなぁ。いいなぁ。単純に。
とりあえず1本目の「50 on 5」を貼っときますんで、時間があったらぜひ観てみてください。
12きょくめ「destruction shit」
ひとつき半前の曲なんですけど、そういえば曲の解説をやってなかったんでやろうと思います。
「地獄」に引き続き、ワタル@AW BEATSさんとのコラボ。かっけートラックをありがとうございます。↓チェックどうぞ。
今回は「地獄」みたいに決まったテーマじゃなく、もういろいろ書いてやれみたいな感じで書きました。僕の初期の曲「カルマの男」みたいな感じ。
これを書いたときナンバーガールとPSGの「きゃつら」をメチャクチャ聴いてたんで、その影響が出てると思います。ちなみに前奏でボソボソ言ってるのも、ナンバガのラストライブの「ZEGEN VS UNDERCOVER」の前口上です。実はサムネも向井秀徳の絵をイメージして描いたし。
2バース目は完全に特撮の話ですね。「ゼットン」「アンドロメダ星雲」「ウルトラセブン」「平成ガメラ」「パトレイバー(ちょっと違うか)」「川北紘一」「レギオン」「アイスラッガー」「ウルティメイト・プラズマ」……怪獣オタク全面に出てますね。個人的にはノリもいいし好きな歌詞。
あと、平成ガメラ三部作の脚本家の名前がどっかに隠れてるので探してみてください。
いろんな人から「今回攻めてるね」って言われたのが意外でした。僕的には「寝坊主保管計画」とか「カルマの男」とかと根本は変わってないつもりだったんですけどね。フロウにちょっと変化をつけてますかね。
ワタルさんのmixのおかげでなんとかモノになりましたけど、僕一人だったら絶対世に出せない出来になってましたねー。いろいろ小ネタも効いた面白い曲になったんじゃないでしょうか。ぜひ聴いてください。では。